やっとオーダーメイドをしている茶器が完成しました。デザインから試作そして修正の繰り返しを重ねることを半年かけてやっと完成しました。

以前の景德镇茶器をデザインしているときは茶器の面積に対してどのように絵柄を入れ、どのような色合いを使い、どのような表現をしたいかを考えていました。

景德镇は多くの方に華やかなイメージや高級なイメージがあるが故、ブランディングするのはそれほど難しくない。きちんと伝統を守り良いものを作ると言うことが景徳鎮茶器のゴールだと考えていました。

今回は福建省徳化でオーダーメイドで茶器を作りました。この産地は磁器では非常に有名ですが、それほど高いものを作ると言うイメージはありません。どちらかと言うと大量生産の価格の安い磁器が一般的です。

今回、私がこの産地を選んだのは価格帯を景徳鎮よりも抑えて、ハイクオリティな茶器を作るのが今回のゴールにしていました。 磁器には沢山の釉薬があり、その釉薬の差によって持った感じが使った感じの感触が大きく違います。使用する土も非常に重要になってきます。

釉薬と地のバランスを見ながらやっと完成しました。
長くなってしまったので、次回へ(^^)

左が景徳鎮の茶器で右側が新作!