OTAKAYUKI TEA / お茶の基礎知識
花の香りと原料から知る再加工茶・花のお茶
花茶はなちゃ / Huā chá
「花の香りを移した茶葉」と「花そのもののお茶」を知る。
花茶を理解する入口は、茶葉を使うものと、花だけのものを分けることです。
茶葉に花の香りを移す花茶は「再加工茶」。菊花など花だけのお茶は「代用茶・花のお茶」に当たります。
分類を理解する、最初の一歩。
再加工茶は、一度つくったお茶に、さらに加工を加えたものです。ジャスミン茶などは、生花が放つ香りを茶葉に移す窨製(いんせい)でつくられます。
日常では、乾燥した菊花などを淹れるものも花茶と呼ばれます。茶葉への窨製、茶葉と花を混ぜる加工、花だけの飲み物は、それぞれ分けて見ます。
茶葉に花の香りを移す「窨製」の代表例。
- 01もとの茶葉を整える
香りを受け取る、土台のお茶を用意します。
- 02 · ポイント生花の香りを移す
花と茶葉を合わせ、香りを受け取らせます。
- 03花と葉を分ける
この製法例では、香りを移した花を分けます。
- 04状態を整える
乾燥や、必要に応じた仕上げを行います。
必要に応じて窨製を繰り返します。花を残す仕上げなどもあり、工程や見た目は一律ではありません。
香り・味・口当たりから捉える。
- 花の香り
- 何の花を、どの方法で使ったかに注目します。
- お茶の味
- 茶葉を使うものでは、土台のお茶の甘みや渋みも感じます。
- 口当たり
- 茶葉や花など、原料の違いで印象が変わります。
香味は原料・製法・保存などで変わります。ここに挙げた印象は、すべてのお茶に共通するものではありません。
花そのものを淹れるお茶の流れ
花材を整える → 乾燥させる → お湯で淹れる、という流れで楽しむものがあります。茶葉に香りを移す窨製とは別です。
窨製を繰り返す意味
新しい花の香りを受け取らせるため、窨製を複数回行うものがあります。回数だけで、品質や香りのよさが決まるわけではありません。
六大茶類との関係
花茶は、六大茶類に並ぶ第7の基本茶類ではありません。土台に緑茶などを用い、さらに香りを移した再加工茶として捉えます。
花びらが見えないものも、花茶ですか?
花びらが見えなくても、窨製した花茶です。香りを移した後に花を分けるためです。花が見えるかどうかだけで、原料や製法は判断できません。