中国の生産地では工場の申請書類等が厳格になっています。これは中国が食品問題や原料問題による事件が多く、様々な角度から改善を実行している1つの大きな動きです。 大きな動きの1つにQSマークからSCマークに変更します。
これは生産現場及び工場からきちんと管理をし、トレーサビリティのかかる商品作りに取り組みます。 以前はQSマークの乱用や譲渡等様々な社会問題を抱えておりました。さらに使用している農薬や化学肥料なども不明確になり、どれぐらいの使用量でどのような品種を使ったのかもわかりませんでした。
今後は農薬や肥料までもトレーサビリティーがかかるように整備されております。 このように整備が進めば進むほど中国としても抱えている社会問題があります。市場に流通しているお茶がどこまでの基準を求めるかが焦点となってくると思います。
基準を厳しくすればするほど当然安全で安心なものが作られますが、厳しくすればするほど流通できないお茶の量も比例して多くなる現実問題があります。この折り合いをどのようにつけるのか?どこまで農家の方や販売業者に求めるのか?このようなポイントを私達業界の人間は注目しております。
日本では当たり前になってしまったトレーサビリティー。それが今中国では少しずつ確立される準備をしています。お茶は飲み物ですので必ず体の中に摂取し、それによって体が作られます。だから私たちは中国茶と真剣に向き合いそして本当に中国茶を皆様に届けられるように日々努力しております。