中国では台湾茶と言う3文字が付くと高値でお茶が売買されます。それはきちんとした税関の手続き、検疫検査、台湾から輸入するものには必要な手続きです。 そのため値段が高くなるのは当然と言えることだと思います。
しかし、中国ではたくさんの安い台湾茶が流通しております。これは中国産かベトナム産の台湾茶になります。 中国でも各地で台湾茶が作られております。広東省、湖北省、安徽省、湖南省、福建省雲南省等々で生産工場を見たことがあります。
ほとんどの生産地では台湾品種を移植し、台湾とかなり近い環境で肥料や農薬などを使用しております。そのためできたお茶はかなりおいしいと言えると思います。 お茶を学び、飲む人間として正山という考え方があります。これは簡単に言えば本物と言う位置づけのものです。
原産地がどこで、その産地で作られたお茶を正山茶と呼びます。 この正山茶と言う考え方から見れば中国で作られているもしくはベトナムで作られている台湾茶に関しては外の山と書いて外山茶(偽物)と呼ばれます。
産地が違うと一般的には本物の正山と比べると値段は安くなるのが一般的です。何を求め、何を飲むかは消費者の方たちが考え、選ぶものだと私は判断しております。 私もお茶以外のものは当然消費者になります。
それなのできちんとした生産管理や産地がわかり、信頼できる場所からものを購入しています。もしわからないことがあれば当然聞くようにしております。 これが私たちのお茶に対する原点です。
私たちは出所の分からないお茶は決して取り扱う事はありません。それは私が消費者の立場になった時にそのようなお茶を飲みたいとは思わないからです。それが私たちのブランドのこだわり、社会的役割だと考えております。
お茶に習い、お茶を伝える者として、
これからもきちんと皆さんに正山茶を飲んでいただけるように心がけます!