日々、薬膳酒の変化を見ながら研究し、思うことがあります。 私たちが取り扱う中国茶はブレンドの概念がありません。シングルオリジン(単一品種)にこだわってきました。

私の中でのイメージはこだわりのお寿司屋さんと同じです。お寿司で使用する酢飯、ネタ、握り方全てにこだわりお客様に満足して頂けるための追求を常に行っています。当初、薬膳酒も同じような考え方をしていましたが、変化の様子や表現する味わいや後味が様々なことを学ばせて頂いています。

結論から言いますと、ただ漬けるだけではおいしいものは出来にくいという事実です。そこで以前、紹興酒の工場で学んだことを利用しました。紹興酒の何年ものというのは全てがその年のものではなく混ぜる比率により決められています。

どくだみ酒、なつめ酒、クコ酒を漬けているのですが、産地の違いや漬けた時間の長さにより出来上がるお酒はバラバラです。その素材の良さを生かしてブレンドすることを研究し美味しく仕上げました。

将来、喫茶店をオープンするときに夜はBarの時間を作り薬膳酒を提供するために日々研究をしております。