中国茶を取り扱う中で最も難しいことがこのスタンダードだと思います。たくさんの考え方がありますが、大きく分けると個人基準、茶工場基準、産地基準、業界基準の四つだと考えています。
ほとんどは個人基準で中国茶を測っています。個人でお茶を楽しむには最も大切な基準だと考えますので、自分の好きな、好みのお茶を楽しんで下さい!
私は多くの茶工場を歩いていますので、茶工場と茶工場の比較をします。茶工場の大部分は社長の個人基準で線を引かれていることがほとんどです。
たくさんの茶工場基準を比べ、伝統的な製法や新製法等を理解し、山の違いや村の違い等を把握し、総合的に比較したものがこの産地基準となります。
最後に、業界基準があります。1つ例を挙げると、スーパーや百貨店等で販売されているお茶が1つの業界基準となっています。よく一般的には〇〇等で表現されるものです。
私がお茶を選ぶときには全て産地基準で選びます。そのためきちんと理解し、情報をとらなければ産地基準の変化などについていけません。
市場や生産がは常に変化しています。多くのものが変化は良しとされていますが、私は必ずしもそうではないと考えます。私の中では温故知新を大切にしながら様々なものを見ています。