私は1人でも多くの方に産地を訪れて頂きたいと考えていると同時に第一印象の恐ろしさをいつも感じています。
4月下旬にロンジン茶の産地を訪れるスタディツアーを予定しています。ロンジン茶は中国内や日本でも非常に有名な中国緑茶の1つです。きっとどこかで飲んだことのある方も多いと思います。
産地を訪れるだけであれば上海からすぐに行くことができます。お茶農家でお茶作りを見れるところもロンジン茶の産地はいくつもあります。
茶産地も訪れることができ、お茶作りも見れるのであればスタディツアーが必要ないように見えますが、そうではないと私は考えます。
本物を知る。
すべてはここから始まると考えています。ロンジン茶のように作られ、ロンジン茶のように飲まれているお茶がたくさんあります。
この土地で育まれ、この土地で語り継がれ、この土地でしかできないお茶に会いに行く。
私は自分の生き方の中で大切にしている事に、本質を知り伝えることがあります。大体やそんな感じでは本物は追求できないですし、お客様に飲んで頂く事も言葉を悪く言えば騙している事になります。
だから、そんな雰囲気ではダメで、この本物をまず飲んで頂くために参加して頂いてると考えます。
ビジネスとして取引がなければ茶工場の見学はほぼ不可能に近いです。茶粉上は観光スポットではなく、茶農家の方たちが本気でお茶を作っている場所です。だから私も本気でお願いしています。
中国が培ってきた偉大な歴史、それは大勢のの志ある方たちが命でつなげた一つの形です。大切に守られてきたものを大切に頂きながら、楽しく時間の共有ができればと思います。
私は自分の一生をかけて一人でも多くの方においしい中国茶を届けるため、これからも日々精進します!