販売
その年に選ぶ理由を説明できる茶だけを届ける。
産地名や希少性だけで選ばない。茶畑、作り手、製法、香味を自ら確かめ、お客様が美味しく淹れられるところまで届けます。
「美味しい」「香りが良い」だけで、説明を終わらせません。
どこで育ち、誰が、何を考えてつくったのか。どの工程が香りや味、口当たり、余韻につながったのか。なぜ私たちがその茶を選び、どのように淹れると個性が現れるのか。OTAKAYUKi TEAは、一杯の背景と理由まで伝えることを品質の一部と考えます。
2004年から続けてきた販売、教育、産地訪問、文化交流を一つにつなぎ、初めて中国茶に触れる方にも、専門家にも、自分で選び、味わい、語れる体験を届けます。
一杯の価値を、
理由のつながりとして伝える。
中国茶の価値は、名前や価格だけでは決まりません。土地の環境、原料、作り手の判断、製茶、保管、抽出がつながって、目の前の香りと味になります。私たちは、そのつながりを確かめて説明します。
原産地の名には、土地の自然、品種、製法、積み重ねられた歴史が含まれます。だからこそ、産地名だけを品質保証として受け取りません。
茶畑と工場を訪ね、作り手と話し、取引の履歴と香味の整合を確認する。「なぜ、この産地の茶だと判断できるのか」を説明できるところから、私たちの選定は始まります。
原産地と品質の考え方 →
茶は農作物です。同じ産地、同じ品種でも、天候、摘採、製茶によって一年ごとに表情が変わります。前年と同じ品揃えを守ることより、その年の茶と正直に向き合うことを優先します。
複数の候補を同じ条件で淹れ、香りだけでなく、口当たり、透明感、戻り甘み、余韻、煎を重ねた変化まで比較する。基準に届かない年は仕入れず、出来に応じて品数や等級を絞ります。
選定と評価の基準 →
産地訪問は記念撮影のためではなく、教室や資料で得た知識の答え合わせです。環境、人、技術を同時に見ることで、一杯の理解を立体にしてきました。



華道家・假屋崎省吾先生と大高勇気が、茶と花、それぞれの持ち味を一つの香味へ結んだコラボレーション中国茶です。
茶畑支援先の工場で選んだ上級の祁門紅茶を基調に、バラと菊花をそれぞれ組み合わせました。茶葉と花のどちらかが強くなりすぎないよう、香り、味、余韻のバランスを整えた二つの商品として制作し、当時は假屋崎商店で販売しました。
2017年11月13日には、茨城県・笠間稲荷神社 嘉辰殿で開催された假屋崎省吾先生の世界展「花蝶風月」にて試飲会を実施。作品を鑑賞する時間の中で、中国茶と花が響き合う体験をご紹介しました。
※2017年当時の共同企画・販売記録です。現在の販売状況を示すものではありません。
2017年を含む歩みを見る →
大高勇気は、料理人を目指して2002年に中国へ渡りました。点心修行の環境が変わったことをきっかけに茶の評価を学び、2004年に中国茶事業を開始します。しかし、最初から順調だったわけではありません。
売れなかった時期、仕入れや熟成での失敗、意味を知るために何人もの先生や作り手を訪ねた時間。その遠回りがあるからこそ、結論だけでなく、理由と見分け方を伝えたいと考えています。
大高勇気の原点を読む →

良い茶葉を選び、発送しただけでは、価値はまだ届き切っていません。茶量、湯温、濃度、茶器、抽出の変化を知り、お客様がご自身の環境で美味しく淹れられたところまでを商品提供と考えます。
「産地で学んだことを、教室と商品へ。
飲み手の問いを、再び産地へ。」
中国茶を伝える活動は2004年から、学校事業は2007年から。正解を暗記する授業ではなく、観察し、比べ、言葉にし、自分の判断軸を育てる教育を続けています。
教育の考え方を読む →規模を誇るための数字ではなく、今も変えない仕事の基準です。
その年に選ぶ理由を説明できる茶だけを届ける。
比較と言語化を通じて、飲み手自身の判断軸を育てる。
茶畑、工場、作り手を訪ね、知識を現場で確かめる。
茶を介して、産地と消費地、日本と中国、人と人を結ぶ。
本音と一次情報を、書籍、動画、講座、商品説明へ残す。
活動は一つの事業が別の事業へ置き換わったのではありません。販売、教育、産地体験、文化交流、発信を重ねながら育ててきました。
料理修行から茶の評価へ進路を変え、現地で学び始める。
中国茶事業を開始し、産地と飲み手をつなぐ仕事へ。
学校、産地ツアー、協会、出版、オンライン教育へ展開。
淹れ方、楽しみ方、ペアリングを次世代へ形として渡す。

2007年から書き留めてきた茶農家からの学びと、中国茶事業に向き合ってきた経験を、2019年に一冊の本へまとめました。産地、見極め方、文化、そして中国茶を生涯の仕事にする志を記録しています。
著書を詳しく見る商品、教育、法人支援、文化活動を別々にせず、現場の学びが循環する仕組みとして取り組んでいます。
茶農家が希望を持ってつくり続けられること。飲み手が一杯の奥行きを知り、自分と向き合う時間を持てること。その価値を次の世代へ渡すこと。中国茶の世界で最も信頼される存在を目指し、理由のある一杯を届け続けます。