良いと言うだけでなく、なぜ良いのかを説明する。産地、作り手、製法、香味、淹れ方までを一つにつなげて届けます。
原産地という名前を、根拠で確かめる
原産地の名は、土地の環境、品種、製法、歴史を背負っています。しかし、名前が付いているだけで品質を保証できるとは考えません。茶畑と工場を訪ね、作り手と対話し、取引の経緯と香味の整合を重ね、「なぜこの産地の茶だと判断したのか」を説明できる状態を目指します。

茶畑・工場・作り手の判断を見る
良い環境や設備があっても、それだけで良い茶になるわけではありません。いつ摘み、どこまで発酵させ、どう火を入れるか。その場で何を優先し、どこで判断するかという作り手の姿勢までを品質の要因として見ます。買い付けるだけではなく、同じ一杯を囲み、目指す品質を共有します。

その年の最善だけを選ぶ
茶は農作物で、毎年同じ出来にはなりません。同じ名前の商品を揃え続けることより、その年に選べる最善を正直に届けることを優先します。候補を同じ条件で比較し、特徴が曖昧な年や基準に届かない年は仕入れません。出来に応じて品数や等級を絞ることも、品質を守る選択です。

飲み手が味わえるところまで届ける
評価では最初の香りだけでなく、口当たり、透明感、甘み、余韻、煎を重ねた変化を見ます。そして、誰が、なぜ、どのようにつくったかを、実際に感じられる香味へ結び付けて説明します。茶量、湯温、濃度、茶器も含め、お客様が美味しく淹れられたところまでを商品の完成と考えます。

私たちが、しないこと
名前だけで選ばない
有名産地、希少品種、高い等級という表示だけで価値を決めません。
毎年同じものを無理に揃えない
農作物の年次差を受け入れ、基準に届かなければ見送ります。
感覚語だけで終わらせない
「美味しい」「香りが良い」の先にある理由を工程と香味で示します。
発送で仕事を終えない
お客様が選べて、淹れられて、違いを楽しめるところまで伴走します。
OTAKAYUKi TEAの5つの品質基準
原産地
名称だけでなく、場所、人、工程、取引履歴を確かめる。
年次選定
前年踏襲ではなく、その年の出来を比較して選ぶ。
作り手
設備だけでなく、判断基準と製茶への姿勢を見る。
官能評価
香り、口当たり、甘み、余韻、煎持ちを同条件で比べる。
体験の完成
選び方と淹れ方まで支え、飲み手へ価値を届け切る。
数字で見る、私たちの積み重ね
目立つ数字を並べるためではなく、販売、教育、認定、産地での学びを継続してきた事実として公開します。数値は毎年、集計後に更新します。
一杯を届けるために、積み重ねてきた数字
茶葉の選定、販売、OEM生産を通じて、お客様へ届けてきた実績です。
茶葉販売量
輸出茶葉を含む
208トン
2025年までの累計
ティーバッグ販売数
OEM生産数を含む
26,354,329個
2025年までの累計
学び、認定、産地交流をつないできた数字
一般社団法人 日本中国茶文化交流協会が担う教育・認定・交流活動の実績です。
受講生人数
茶藝・茶療・品鑑講座
2,312人
2025年までの累計
授業数
お茶会を含む
35,780回
2025年までの累計
試験人数
茶藝師・茶療師・品鑑師
1,759人
2025年までの累計
公認講師人数
茶藝講師・茶療講師
400人
2025年までの累計
スタディツアー参加者数
中国茶産地での実地研修
589人
2025年までの累計
集計期間:2007–2025年。項目により活動開始年が異なります。茶葉販売量・ティーバッグ販売数はOTAKAYUKi TEA、その他5項目は一般社団法人 日本中国茶文化交流協会の集計です。
二十余年の経験から育てた、六つの品質基準。
2004年から伝えてきた考えを省略せず、現在の言葉で整理しました。美味しさを一つの表示や評判で決めず、産地から一杯までのつながりで確かめます。
美味しい茶をたどると、必ず産地へ着く
商品から原産地へ、原産地から山へ、山から茶畑へ、茶畑から茶農家へ、茶農家から工場へ。その先で初めて、一枚の茶葉に出会います。旧サイトで何度も示してきたこの順路が、現在のトレーサビリティーと現地確認の原点です。
産地名をラベルとして扱うのではなく、土地、人、工程、取引の経緯、最終的な香味がつながっているかを確認します。
理屈だけでは、茶の答えに届かない
2004年から各地の茶畑と工場を歩き、多くの作り手に学んできました。本やインターネットの知識は入口として大切ですが、天候、樹の状態、摘採、製茶、保管が重なる農作物の現実は、現場と実物を見なければ理解し切れません。
知識に頼り切らず、毎年産地へ問いを持ち帰り、五感で確かめた経験を次の選定と説明へ戻します。
飲み分ける力は、価値を守る力
茶は工業製品ではなく、年ごとに表情が変わる農作物です。気温、降水、生産量、市場、栽培、摘み方、製茶、火入れ、保存など、多くの要因が品質と価格へ影響します。
同じ名前の茶でも同じ出来とは限りません。候補を同条件で比較し、香り、口当たり、透明感、甘み、余韻、煎持ちを見て、その年に届ける理由があるものを選びます。
追跡できることと、味が一致すること
旧サイトでは、生産管理や流通経路が見えにくい市場への強い問題意識を記していました。現在は、相手を疑うためではなく、飲み手へ責任を持つために、誰が、どこで、いつ、どのようにつくったかを確かめます。
書類や説明だけで終わらせず、実際の茶葉と香味がその背景に合っているかを評価します。関係性と官能評価の両方が揃って初めて、説明できる茶になります。
知識を、産地で智慧へ変える
茶を知る最も確かな方法の一つは、産地を訪れることです。茶樹、土、空気、天候、工場の音、作り手の手つきを同時に受け取り、茶が天と地と人によって育まれることを学びます。
教室で生まれた問いを産地へ持ち込み、現地の答えを商品、授業、教材へ戻す。この往復を続けることで、借り物ではない判断と言葉を育てます。
茶縁と文化を、次の世代へ
目指すのは、中国茶が世界のさまざまな場所で自然に飲まれ、一杯を囲む会話と笑顔が増えることです。茶が結ぶ人と人の縁を「茶縁」と呼び、忙しい日常で立ち止まる豊かな時間を提案します。
私たちの仕事も、先人が守り伝えてきた文化の続きを担うものです。止まらず学び、作り手への敬意と飲み手への責任を、次の世代へ渡します。
なぜ良いのかまで説明でき、飲む人がその違いを自分で味わえる。そこまで届いて、初めて一杯の仕事が完成します。
OTAKAYUKi TEAの現在の品質約束肩書きのある茶を売るのではなく、理由を確かめ、味わいとして理解できる一杯を届ける。それがOTAKAYUKi TEAの約束です。