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第 6 回 / 全30回
この記事のポイント
蒸らし時間は、お湯と茶葉が触れてから注ぎ始めるまでの時間です。時間を変えると、茶液に出る成分の量が変わり、濃さや香味の感じ方が変化します。どのくらいの時間が好みに合うかは、茶葉と他の条件によって異なります。
まず案内どおりに淹れる
袋に「60秒」とあれば、茶葉に湯を注ぎ始めた時点でタイマーを動かし、60秒で注ぎ始めます。器に茶液を長く残すと最後まで抽出が進むため、毎回できるだけ同じように注ぎ切ります。熱い器を無理に傾けず、安全に扱える道具を使いましょう。
時間の測り方には流儀がありますが、家庭で比較するときは同じ基準を続けることが役立ちます。湯を注ぎ始めた時点から測ったのか、注ぎ終えてから測ったのかをメモしておけば、次回も再現できます。
一つだけ変えて比べる
60秒の一杯を濃く感じたら、茶葉量・湯量・温度・器を同じにして、次は45秒で注ぐ、という試し方があります。逆に薄いと感じたら時間を少し延ばす方法もあります。この秒数は比較の例で、茶葉ごとの推奨値ではありません。
二杯を比べる際は、どちらも飲める温度まで冷まし、「香りはどうか」「濃さは好みか」「後味はどうか」を一つずつ確かめます。時間だけでなく、最初に注いだ量や茶葉の状態も違えば、結果の理由を時間だけに断定できません。
迷ったら
短くしても長くしても好みに近づかない場合、袋の茶葉量・湯量・温度をもう一度確認します。どの条件を変えたかが分からなくなったら、元の案内に戻って一杯淹れ直しましょう。既存の淹れ方の記事では、抽出条件を一つずつ振り返る考え方を紹介しています。
時計を使う場所
タイマーを急須の横に置き、注ぎ始めにスタート、設定時刻に注ぎ始めます。注ぎ終わりまで10秒かかったら、その10秒も記録します。次回も同じくらいの速さで注ぐと、注ぎ始めだけ合わせるより条件を比較しやすくなります。