目次を開く 13 / 30
第 13 回 / 全30回
この記事のポイント
香りは、飲む前だけでなく、口に含んだときや飲んだ後にも感じられます。最初から花や果物の名前にたとえなくても大丈夫。どの場面で印象に残ったかを、順に確かめてみましょう。
杯に注いだら
茶葉の案内に沿って淹れ、熱すぎない温度まで冷まします。杯を安定した場所に置き、顔を近づけすぎずに香りを確かめます。熱い蒸気を直接吸い込んだり、鼻に器を押し当てたりしないようにします。「すぐに感じる」「控えめ」など、強さや現れるタイミングも手がかりです。
次に少量を口に含み、飲んだ後の印象にも注意を向けます。杯を置いた後まで香りが残るように感じるか、すぐ変化するか。全部を同時に判断しようとせず、一度目は飲む前、次は飲んだ後、というように注目点を分けると試しやすくなります。
言葉が出てこないとき
「好き」「今日は分からなかった」でも記録になります。例えば二杯を比べて「Aは飲む前、Bは飲んだ後の香りが気になった」と書けば、後で思い出す手がかりになります。感じ方は温度や周囲の香りにも左右されるため、比較するときは近い温度にして、香りの強いものから離れた場所で試します。
テイスティング会では二つのお茶を行き来して違いを探す方法を紹介しています。
香りを追う小さな表
「飲む前/口に含む/飲んだ後」と三つの欄を作り、感じた欄に丸を付けます。香りの名前が出なくても「後で気づいた」と残せます。三欄すべてを埋める必要はありません。